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歪み愛

あくま日誌 二部メモ。
レヴィアタン位置のポワルとベヒモス位置のリンゴの再会。

一部は下ネタが主な要素だけど
二部は猟奇ネタだなぁ

どっちも恋愛絡みのような気もするけど。

しかしエロさをがんばりたい一部のほうがむしろ爽やか。
数年後設定の二部だと一部のキャラの関係や感情が歪んで狂気に近いやつもいるし。

なんかこのシリーズ発禁にしたほうがいいような気がしてきた(笑)


リンゴみたいに性別も善悪もどっちつかずなキャラが好きだなー。

リンゴはエデンで両手両足亡くして死んだときさえ神も女も恨まず、
ただ自分がエヴァを好きになったからポワルが傷ついて、掟も破ったからその罰だと受け入れて。

ポワルのほうは傷ついたというか独占欲による嫉妬なんだけど。
お互いつがいとして生まれたけど感情のほうではそんなに惹かれてない。
でもポワルは相手が自分を想う証明はほしいから自分のために死んでくれたら
大☆興☆奮(はぁと)

自分は悪くないと思ってるけど『悪くない』って『思って』るから
正しくはない自覚的なものはある…けど罪悪感はない。


興味ない奴は食い殺せるベルセブブ位置のバニラさんが良い人に思える…(´∀`)


ポワルとバニラは間にリンゴがいるときだけ、遊ぶときはすごく仲がいいと思う。
このくだりは昔ちょっと落書きマンガをかいたはず…
リンゴ抜きだと嫉妬による殺し合いになる。

もしかしたらリンゴがいなければ気の合う親友にすらなってたかもしれない。
色んな意味でおそろしい…


一部だってココアがいなければネーブルは女の子になってナツとくっついて
シフォンは彼らに出会わないし、もしかしたら前アスモデウスも生きていたかもしれない。

ネーブルがいなければココアとナツが出会ったとして、戦ってどちらかが死ぬかもしれない。
ココアが死んだなら今度はシフォンがナツを倒しにいくなぁ…


少しの違いでまったくお話にならなくなる。






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あくま日誌

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あくま日誌

ココアは過去に絶望してベリショになる。
シュトーレンは長い髪の女が好きだったから肩まであった髪を切る。
ピクルスはココアが地上に降りることで家との離別を決心する。



あくま日誌

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あくま日誌

リンゴは無垢の塊
故にあらゆる罪を飲み込む危険な存在で
彼ができたときは天も処置に迷ったのではないだろうか。

ただひとつの掟だけを支えなさいと命ぜられ
そのほかは成るままに任された。

彼の使命は 園の中央にある二本の樹の番であった。

彼の無垢さは、僅かな罪を抉るような、同時に赦しさえするもので
堕天使の筆頭シュクレすら忍んで園に現れては陸竜の姿を拝み、ため息をついて天と地を憂いたほどである。

彼の使命を邪魔してまで二本の樹に触れようなどという動物は現れなかった。

だがリンゴのつがいとして海を任された竜ー 後のポワル は、
リンゴと同じく罪を理解しない生き物だったが
雌の意識が強く、リンゴを伴侶として強く意識していたために
彼を自らのものと束縛せんとする気があった。
 
我の強い彼女にとって無垢は単なる白痴であり、保護するものではなく支配するものだった。


*


リンゴは現代に器も新たに転生を果たすが、その幼き心をココアとネーブルに預けられる。

愛する人を哀しませる ということを、リンゴは罪だと認識することになる。

リンゴはしばらくそれ以上の罪を理解することがないが
後の彼にとってもそれ以上に残酷な罪はなかっただろう。

彼が掟を破るのも唆されたのも罰を受けたのも
たくさんの人が傷付いていくのも

自分が大昔に犯した たったひとつの罪のせいだったと知ることになるからだ。



しかしここに到達するには長く時間が必要だろう。

いまだ彼のおかれるは何事も知らぬまま笑う時代である。


あくま日誌

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ネーブル

今夜 君は帰ってこない。

君の部屋にそっと入って からっぽの布団に潜り込む。

ほとんど君のいれてくれない場所。
君のにおいがつつんでくれる場所。

君はいま
他の誰かのにおいにつつまれてる。

それをまとわりつかせて
君は帰ってくるんだろう。

それまでここにじっとしていよう。
おれと君を空気だけ交わらせよう。

君をつつむ部屋のなかに、おれを少しだけ足して。


今だけは君の残り香を独占させて。

はやく帰ってきて。
でももっとここに居させて。


もう おれには君が酸素なんだ。
酸欠になるまえに はやくはやく



君の唇で窒息したいのに




君はまだ帰らない。



あくま日誌

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園殿の話

陸竜と海竜はつがいとして神に創られた。
海竜は園殿を囲む海を、陸竜は園殿の地を、それぞれ守っていた。
 
あるとき陸竜は、美しい生き物を目にした。
 
それは人間の女で、イヴと呼ばれていた。
アダムが神に求めた、彼の二人目の伴侶だった。
 
陸竜はイヴに恋をしてしまった。
 
正直で嘘のつけない陸竜は苦しんだ末に、海竜にそれを打ち明けた。
陸竜にはわからなかったが、海竜はそれを聞いてイヴにたいへん嫉妬してしまう。
 
海竜は陸竜に、園殿の中央にイヴを誘いなさい、と提案する。
 
園殿の中央には二本の木がある。
それは生と死を司る柱でもあり、陸竜は天界からそれを厳重に守るようにと言われていた。
陸竜はそこに住んでいた。
 
他の生き物には不可侵の領域であるため、イヴをかどわかしても誰も気付かないだろう。
 
海竜は続けた。
死の木の下なら、神もそれに気づくまい、と。
 
その底の海竜の考えは、死のないエデンの死を司る木のもとなら、
イヴも死ぬかもしれないというものだった。
 
それを知らない陸竜は、海竜の提案を受け入れた。
 

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